色を読む前に
色だけで意味を決めつけないことが前提になる。色がどのシンボルに使われているか、カード全体ではどう見えるかを合わせて読むことが大切。スプレッド全体で「青が多い」「赤が目立つ」といった第一印象は大事にしていい。ただしカード1枚を読むときは、色・シンボル・カード全体の意味を組み合わせて読む。
白
純粋・純真無垢・汚れていないこと・高潔さを表す。衣服や百合などの植物に使われることが多い。
また、白は光として読むこともできる。その場合は陽性・能動性・霊的エネルギーの象徴になる。女教皇の白い柱、死神が乗る白馬、小アルカナのエースに描かれる光る手などがその例。
黒
黒には大きく2つの意味がある。
ひとつは、邪な心・恐怖・絶望・終焉などのネガティブな意味。悪魔・塔・ソード9などではこの意味合いで黒が使われている。
もうひとつは、暗闇・秘密・隠し事・謎・不明なものという意味。カップ7やペンタクル3の背景の黒は、「わからないもの」「隠れているもの」として読める。
白と黒がセットで出てくる場合は、光と闇・陽性と陰性・能動性と受動性の対比として読む。女教皇の2本の柱、戦車の白黒のスフィンクスがその例。
灰色・グレー
中立・中間・普通・自然体・ニュートラルを表す。良く言えばどちらにも偏っていない状態、悪く言えば曖昧な状態。場合によっては何もない状態・無気力・無関心として読める。逆位置では、陰気・憂うつ・悲観的な意味になることもある。代表例は隠者のカード。
赤
情熱・熱意・感情のエネルギーを表す。魔術師の衣服や赤いバラなどが例。また、血の色でもあるため、闘争本能・争い・積極的な行動・血気盛んさを表すこともある。正位置ではよい意味の感情エネルギーとして読むことが多い。
黄色
幸福・祝福・希望・満足感を表す。場合によっては豊かさ・繁栄の象徴にもなる。愚者では祝福や希望、女帝では繁栄や豊かさの意味が出やすい。
白と同じように、黄色も光として読むことができる。その場合は陽性・能動性・霊的エネルギーを表す。戦車の八芒星、節制の天使のシンボルがその例。
例外として、黄色が裏切りの意味を持つ場合もある。ソード7に使われている黄色は「裏切りの色」として読まれることがある。
緑
若々しさ・成長・安らぎ・生産性・活力を表す。森・木々・草原・植物など、自然を描く色として多く使われる。比較的読みやすい色で、成長や安らぎ、生命力として読めば大きく外れにくい。
青
冷静さ・清潔さ・爽やかさを表す。一方で、冷たさ・寒々しさ・寂しさ・困難を表すこともある。空・海・池・山・水場などに使われることが多く、空や水と結びつく場合は変化・流れ・変容として読める。
水の色として使われている場合は、潜在意識を意味することもある。青は意味が複数あるため、色だけで判断せず、何に使われている青なのかを見て読む必要がある。
まとめ
色はタロットリーディングの大切なヒントだけれど、色だけで意味を決めない。
スプレッド全体の色の印象は大事にしつつ、カード1枚を読むときは色・シンボル・カード全体の意味を合わせて読む。これが自然で深いリーディングにつながる。